仏教

仏教の教え

お彼岸について 第2話

お彼岸の背景には、仏教だけでなく、古くからの太陽や季節、農耕、先祖への思いが重なっているのかもしれません。民俗学者・五来重先生の「日願」説にも触れながら、日本の宗教文化が異なる信仰を重ね合わせてきた歴史を考えます。さらに、日々のお仏壇で行う六種供養と六波羅蜜の関係、そして十善戒を通して、供養することと自分自身が仏道を実践することのつながりを見つめます。
仏教の教え

お彼岸について 第1話

なぜ日本では、春分・秋分を中心に「お彼岸」を過ごすのでしょうか。そこには、春秋の季節の節目、太陽の動き、そして西方極楽浄土への信仰が深く関わっています。『観無量寿経』に説かれる「日想観」や大阪・四天王寺の夕陽信仰などをたどりながら、日本人が夕陽の向こうに見てきた「彼岸」の世界を考えます。
葬儀・法事

真言宗のお坊さんは、お葬式で何をしているのか。〜私がこのブログを書こうと思った理由〜

真言宗のお坊さんは、お葬式で何をしているのでしょうか。三十五年以上、数多くのお葬式をお勤めしてきた住職が、実体験を交えながら、このシリーズを書こうと思った理由をお話しします。「知らないことから生まれる誤解・不安」を、少しでも安心へと変えるために。
漫画・映画と仏教

【葬送のフリーレン】「必死に生きてきた人の行き着く先が、無であっていいはずがありません。」──ハイターの祈りと、仏教が見つめる死後の世界

『葬送のフリーレン』の僧侶ハイターが語った「必死に生きてきた人の行き着く先が、無であっていいはずがありません。」という言葉を通して、真言宗が見つめる死後観と、亡き人とのご縁について綴りました。
漫画・映画と仏教

【ONE PIECE】「人は忘れられた時に死ぬ」──ヒルルクの言葉と、供養がつないできたもの

『ONE PIECE』のヒルルクが語った「人は忘れられた時に死ぬ」という言葉。多くの人の心を動かしたこの名言を、一人の漫画ファンである僧侶として受け止め、供養や「安心(あんじん)」という仏教の視点から綴りました。
漫画・映画と仏教

「漫画と仏教のあいだ」「映画と仏教のあいだ」

※このシリーズは、作品への敬意を込めて、一人のファンである僧侶が感じたことを綴ったものです。作品の解釈は人それぞれであり、本記事はその一つの受け止め方としてお読みいただければ幸いです。
お盆

《お盆について 追記》「形よりも、心が大事」──だからこそ、儀式や形式を大切にしたい

「形よりも、心が大事。」私もそう考えています。しかし、それは決して儀式や形式、伝統を軽んじてよいという意味ではありません。心と形の関係について、住職としての思いを綴りました。
お盆

《お盆について 第7話》【ご先祖さまをお迎えする、お盆のお飾り】

ご先祖さまをお迎えする、お盆のお飾り。迎え火や送り火、キュウリの馬とナスの牛、お供え物…。地域によって、その形はさまざまです。最近では、おもちゃの車や電車、飛行機をご先祖さまの乗り物として飾るご家庭もあるようです。形は変わっても、そこに込められた「早く帰って来てほしい」「また来年もお迎えしたい」という願いは、昔も今も変わりません。お盆のお飾りに込められた意味と、「形より心」というお盆の本質についてお話しします。
お盆

《お盆について 第6話》【お盆のお飾りは、いつから始めればよいのでしょうか】

お盆のお飾りは、いつから始めればよいのでしょうか。「お坊さんのお参りが早いから、お飾りも早くしなければいけませんか?」そのようなご質問をよくいただきます。精霊棚、お仏壇、お供え、提灯──。地域によってさまざまな習わしがありますが、大切なのは「いつ飾るか」だけではありません。ご先祖さまを想い、「おかえりなさい」と心を込めてお迎えすること。今回は、お盆のお飾りの意味や地域差も交えながら、お盆を迎える心についてお話しします。
お盆

《お盆について 第5話》【お盆参りは13日から15日だけではありません】

「お盆参りは8月13日から15日だけ」と思っていませんか? 実は、多くのお寺では8月初旬からお盆参りが始まります。その理由や初盆のお参り、地域ごとの違いを通して、ご先祖さまをご供養するうえで本当に大切なことを、僧侶の立場から分かりやすくお話しします。